RFIDタグを媒介してウイルス感染
RFIDタグを媒介して感染する世界初のウイルスが登場したそうです。
--以下、記事から引用 --
オランダ・アムステルダムの大学(Vrije Universiteit Amsterdam(「Vrije Universiteit」は「FreeUniversity」の意味))の研究者たちが、世界でも初となるRFIDタグ上で動作するウイルスを作成したと研究論文で発表した。
論文の中で、RFIDタグのデータ記述エリアが「バッファオーバーフロー」や「SQLインジェクション」といった攻撃に利用される可能性を指摘しており、実証のために記述したRFIDタグ用ウイルスを披露した。これまで可能性としては考えられていたものの、実際にRFIDウイルスは発見されたことがなく、Rieback氏らによれば、これが世界初のRFIDウイルスになるという。
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参照記事「RFIDタグを媒介して感染する世界初のウイルスが登場」
RFIDとは... 【RF-ID】 (Radio Frequency Identification) ─ 意味・解説
JR東日本の「Suica」もRFIDですね。
Suicaはプラスチック製のカードにICタグを内蔵、自動改札機が備えるリーダー/ライターと近距離通信を行い、切符の代わりになります。
入札の際にはSuicaに内蔵したRFIDが保持している金額のデータなどを読み取り、出札時には所定の運賃を差し引いたデータをRFIDに書き込んでいます。データ保持容量は、1Mバイト程度だそうです。
Sonyの「Edy」もRFIDですね。
今後、偽カードやデータ改竄(かいざん)されたSuicaにより、駅の改札システムがダウンして、駅に入れない事態が引き起こされる可能性がありますね。
朝のラッシュ時に、起こるとどうなるでしょう?
僕の定期は、まだ磁気タイプのものですが、Suica利用者も結構いますね。
Suicaシステムがウイルス感染によりダウンしたら、この人たちは駅に入れませんね。電車に乗れませんね。
そうした時は、どうやってJRは対応するつもりなんでしょうか。
対応マニュアルが整備されているといいですね。
ただ、Suicaなどのシステムを単にダウンさせることを楽しいと思うハッカーもあれば、うまくシステムをだましてお金を取ろうとするハッカー(往々にして暴力団系)もいます。
この手のお金目的のグループは、まだしばらくが行動を起こさないと思います。
このSuicaカードが行き渡り、Suicaシステムに欠陥があっても、JRが引き返せないところまで待つことでしょう。